職業選択の自由。でも適材適所です。

2022年4月から成人年齢が18歳になるそうです。

私の父は昭和3年生まれで終戦の時は17歳でした。祖父を病気で早く無くし、戦前戦後を通して長男家長として人生哲学・サバイバルを学びながら兄弟・祖母と歩んできました。時代がそうだったといつも聞かされていました。日本中がそうだったのだと思います。


つい先日、新聞の一般大卒向け3級課程「外交日本人船員の量的観点からの確保・育成に関する検討会」の記事を見つけました。海洋立国日本のルネッサンスかなと大いに期待しています。実際、大学生活で初めて本格的に海と触合う学生も少なくないと思いますそのタイミングで職業選択の一つに加えることができれば海洋事業に広がりが望めます。


私自身初めてフェリーに乗ったのが34歳。家具の見本市で訪れたデンマークからスウェーデンに渡る船でした。スウェーデン・マルモからストックホルムへは海岸線を北上する鉄道で。到着するや否や目に飛び込んできたのはおとぎ話の世界を絵に描いたような水と宮殿が調和された景観です。こんなMaritime小旅行を体験した学生は少なくないのではと。。。その数年後、英国コーンウォール州ファルマスへ留学し、運命的に海のそばでの生活が始まります。海に愚痴を聞いてもらい成長した学生も少なくないこのファルマスMaritime Museumがオープンし、学業に勤しむべく毎日通ったのを覚えています。(3Dアート学生です。)


適正と能力を要求される分野は多くあります。その一つが海事・海洋分野です。どのタイミングでその天職に巡り合い職に就けるかは誰にもわからない。経験値と身体能力のバランスを考慮して時代の変化とともに目安となる就労年齢も改定されます。私は未熟ですが、過去の多様経験を駆使して今がデビュータイミングだと信じています。


面倒がらずにゆとり教育本来の“独自能力・個性を伸ばす”を活かせる職業分野を開拓してみるのはどうでしょう?絶滅の危機種に分類され陰に隠れているかもしれません。日本文化ルネッサンス。東京オリンピックを機に回帰するのもいいかも、です。