西バルカン。コーカサス。GUAM諸国。

 

ユーラシア大陸~ヨーロッパの鉄道網整備が進んでいます。

日本とヨーロッパに大輪の花を咲かせる大木の重要な幹と葉脈です。日本とヨーロッパ間の

距離・時間を短縮する鉄道貨物(ブロックトレイン)の輸送路になります。

この鉄道網の話題は今年2月に発行された日・EU_EPASPA以降耳にする機会が増え、とても

身近なものとなりました。この貨物輸送の発達により地球レベルでの効果的な海路・空路の

再構築が可能となります。

時間に余裕があり大量の荷物を運ぶのであれば海路を。時間に制約のある荷物は空路を。経費がかけられない、でも急がないと、という荷物は陸路鉄道で。又、それらを上手に組み合わせたモーダルシフト輸送(陸・海・空を乗り継ぐ複合輸送)が廃線状態にあった各国鉄道事業を復活させています。

その輸送ハブとなるのが西バルカン・コーカサス・GUAM諸国の3地域です。

西バルカン地域はアドリア海を挟んでイタリアの東向かい側にあります。コーカサスは黒海とカスピ海に挟まれた地域です。そしてGUAM諸国はロシアの西南に隣接する4か国Georgiaジョージア、Ukraine/ウクライナ、Azerbaijan/アゼルバイジャン、Moldova/モルドバ、の英字頭文字を並べた通称です。

 

昨年12月7日(金)外務省、日本貿易振興機構(ジェトロ)、西バルカン商工会議所投資フォーラム主催の「西バルカン ビジネスセミナー」(アルバニア、コソボ、セルビア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、マケドニア、モンテネグロ合同セミナー)に引き続き、先日3月15日(金)JETRO主催でジョージア首相がご挨拶された「日本ジョージア・ビジネスフォーラム」3月20日(水)国連工業開発機関(UNIDO)東京事務所、外務省主催のGUAM+日本」投資促進セミナー ~ジョージア、ウクライナ、アゼルバイジャン、モルドバ~に参加させて頂きました。

人口が1000万人に満たない国々が殆どですが、自然豊かで歴史が古く観光事業を奨励しています。これらの国々は、23億人のヨーロッパ・ロシア・中央アジア+中東キッチンマーケットの

ほぼ中央に位置し、人口の100倍、200倍の台所物流を支える立ち位置にあります。すごいです。

言い換えれば「農業生産物」の物流ハブです。果物が豊富とお伺いしました。気候が良いのですよね、きっと。間違いなくオーガニック農業です。

ウクライナは農耕用・宅地用の土地レンタルがあるそうです。ちょっと複雑ですが売買も可能だそうです。アゼルバイジャンは果物が総じて甘く安価だそうです。お値段は聞きそびれてしまいましたが、日本ではソコソコ高価なナッツ類もモルドバではお手頃にマーケットに並んでいるようです。

自然のおいしいもの食べたいな~って思います。旅行、行ってみたいな~と思います。まだまだ

新興国の様相で、ヨーロッパ方面へ出稼ぎに行く人々も少なくないそうですが、ジョージアには

教育水準・技術レベルの高い若年層が残っているそうです。土地や税金に関する国政を除けば、

多分、各国ほぼ共通している社会経済動向だと思います。

産業が発展し、出稼ぎに行く必要がなくなれば。。。豊富な農産物を余すところなく物流に乗せることができれば。。。

This is exactly the purpose to establish our NPO. 

正にこれがNPO法人ALBERI DEL CACAO-カカオの木の設立趣旨です。

あ~、やっとここまで来れたか~と感慨ひとしおです。これまで多くの皆様に

お引き立て頂きました。

 

思い起こせば2016年5月11日、シベリア横断鉄道復興調整評議会(CCTT)、在日ロシア連邦通商代表部、日本トランスシベリヤ複合輸送業者協会(TSIOAJ)主催の生シベリア鉄道輸送ビジネス・フォーラムを最初に、EU28か国-バルカン諸国のエストニア・リトアニア・ラトビア,北欧諸国-、中東欧諸国、ロシア、中央アジア、北米、コーカサス地域のアルメニア、等々 

機会ある毎に数多くの公的なセミナーに参加させて頂きました。

もっともっと徳を積んで貢献したいと考えております!!今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。

感謝、感謝、です。

 

平成30年3月20日